消費

商業動態統計速報

小売業の売り上げは、11兆4860億円で前年同月比0.8%減少と良くないように見えるが、価格が低下している燃料小売業を除くと、10兆627億円で0.7%増加しているので、悪いとも言えない。 7月分にならないと、15年7月分から追加された無店…

消費の動向が分からない根本的な理由

(2015年12月31日追記あり) 消費の動向の把握が、経済運営にとって極めて重要であることは言うまでもないでしょう。 それなのになぜ、統計で把握できないのか?根本的な理由を説明しておきましょう。 家計が、企業(生産者・販売者)から消費財、サービスを…

家計調査のカバー率

「2015年10月分の消費の謎」に関連して、調べてみました。 総務省統計局の人口推計によると、2015年11月の日本の総人口は12,689万人。これには外国人が含まれています。 同局の労働力調査によると、二人以上の世帯は、3,550万世帯で、1世…

2015年10月分の消費の謎

10月の商業動態統計確報http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/syoudou/result/kakuho_1.htmlでは、小売業の売り上げは名目1.8%伸びている。しかし、10月分の家計調査http://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/index.htmで、二人以上世帯の消費額…

ボーナス期の家計の動き その2

「ボーナス期の家計の動き その1」では、収入についてみたのですが、今回は可処分所得と消費、平均消費性向などを検討したいと思います。これには結構悩ましい問題があります。 まず、素直に統計を再現した場合の動きです。 家計の動き6月、7月平均(円)…

ボーナス期の家計の動き その1

サラリーマンなら、そしてその家族でもボーナスをもらうのは嬉しいでしょう。 ボーナス時期の勤労者家計の所得と消費の動きを見ようと思うのですが、ちょっとややこしい問題があります。冬のボーナスは12月に集中していて、年によって変わることはあまりあ…

消費 2015年7月分

家計調査で、7月分の実質消費支出が0.2%減少した。 消費の内訳をみると、耐久消費財が5.9%減少、半耐久消費財が2.3%増加、非耐久消費財が1.2%増加、サービスが0.7%増加である。今回の減少の原因は、耐久消費財にある。消費税率引き上げ…

実質でみた財・サービス区分別消費(4月)

「実質でみた「耐久消費財(3月)」」の続きです。 消費税率引き上げの影響を除いて消費の動向を見るため、12月まで前前年比を追いかけようと思います。耐久消費財を除けば2018年1月以降は2017年との比較、つまり対前年比で見ても構わなくなると…

実質でみた「耐久消費財(3月)」

「耐久消費財(3月)」では、名目値の比較をしましたが、今回は実質値の比較です。 3月の財・サービス区分別支出の実質増加率(%)種類13年との比較財・サービス計△2.0耐久財△5.4半耐久財△4.3非耐久財△2.6サービス△0.7 サービス>非耐久…