実質でみた財・サービス区分別消費(4月)

実質でみた「耐久消費財(3月)」」の続きです。 消費税率引き上げの影響を除いて消費の動向を見るため、12月まで前前年比を追いかけようと思います。耐久消費財を除けば2018年1月以降は2017年との比較、つまり対前年比で見ても構わなくなると思います。 実質増加率(%)
財・サービス計耐久消費財半耐久消費財非耐久消費財サービス
3月△2.0△5.4△4.3△2.6△0.7
4月△3.6△5.23.40.6△4.3
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
4月は意外なことにサービスが前前年同月に比べて4.3%減と大幅に減りました。耐久消費財も5.2%減です。半耐久消費財は3.4%増、非耐久消費財は0.6%増で、いずれも3月までの減少から増加に転じました。 なお、サービスの中には「設備修繕・維持」の中に「工事その他サービス」という項目があり、これが名目で834円減っています。昨年3月ごろに工事をしてその支払いが4月であった者の反動が残っているのかもしれません。サービス全体では名目3,821円の減少です。 財については理論的に予想されるとおりの結果でしょう。 耐久消費財のウェイトは低いので、サービスが増加に転じれば、全体も増加になるでしょう。 (2015年5月31日追記 消費者物価のウェイトは、財・サービスを10000として財が4931、サービスが5069とサービスのほうが大きくなっています。財のうち耐久消費財は660、半耐久消費財は718、非耐久消費財は3553です。サービスのうちには持ち家の帰属家賃が含まれ、ウェイトは1558とかなり大きいです。) 人気blogランキングでは「社会科学」の11位でした。今日も↓クリックをお願いします。 人気blogランキング