ポスト氷河期世代のコーホート合計特殊出生率

ポスト氷河期世代をどう定義するのか、難しいのですが、とりあえず1981年から1985年生まれとしておきます。 「氷河期世代のコーホート合計特殊出生率」でやったのと同じように計算をします。 平均出生数(人)
年齢1966から70年生まれ1981から85年生まれ
24歳まで0.260.21△0.05
29歳まで0.850.64△0.21
34歳まで1.311.17△0.14
39歳まで1.48(1.45)(△0.03)
44歳まで1.52(1.51)(△0.01)
49歳まで1.52(1.52)(0.00)
29歳までは大きな差がついていたのですが、34歳までに3分の1ほど追いつきました。30歳から34歳までの間に0.5215人産んだ結果です。この5年間の経済の好転が影響していると思われます。また、年齢が高くなるにつれて妊娠しにくくなるという知識が広がったことも影響しているかもしれません。さらに言えば、前の世代が若いうちにあまり子供を作らなかったことを見て、行動を変えたのかもしれません。 今後、過去5年間の出産実績通りに動くと、49歳時点ではプレ氷河期世代と同じ1.52人になる計算ですが、いい経済状況が続くとも限りませんし、若いうちに生んでしまうともうこれ以上はいいといことになる可能性もあるので、予測としては楽観的なものになっていると思います。 それでも34歳までの実績で氷河期世代を上回っているので、氷河期世代の女性よりは多く生むのではないでしょうか? しかし、おおよそ1.5程度を1.8まで上げるにはさらなる景気好転が必要だと思われます。 人気blogランキングでは「社会科学」の7位でした。今日も↓クリックをお願いします。 人気blogランキング