11月分が発表されました。
働き盛りの男性の就業率は次の通りです。
11月の男性の年齢階級別就業率(%)年齢 | 1997年 | 2008年 | 2015年 | 97年との差 | 08年との差 |
---|
25~34歳 | 93.7 | 90.4 | 89.3 | △4.4 | △1.1 |
35~44歳 | 95.7 | 93.8 | 93.2 | △2.5 | △0.6 |
45~54歳 | 95.1 | 93.1 | 92.6 | △2.5 | △0.5 |
「
2015年10月になってもまだ男の普通の仕事は足りないが」では「25歳から34歳では、ようやく
リーマンショック前までの水準を回復しました。」と書けたのですが、逆戻りです。
11月の男性の人口と仕事の不足(万人)年齢 | 2015年の人口 | 1997年 | 2008年 |
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25~34歳 | 704 | 31 | 8 |
35~44歳 | 916 | 23 | 6 |
45~54歳 | 843 | 21 | 4 |
25~54歳 | 2,463 | 75 | 17 |
改善がゆっくりと続いた結果、
リーマンショック前の就業率を回復するためにに必要な就業者は、17人分(10月は8万人分)になりました。
金融危機前を目指すなら75万人分(10月は69万人分)です。大体、2.8%ぐらいです。
この層の就業率は景気と並行して変化しています。構造的失業や摩擦的失業によって就業率が低くなっているわけではありません。
「
2015年8月になってもまだ男の普通の仕事は足りない」で、「最近の動きに幻惑されて、雇用拡大の手を緩めるべきではありません。」、「女性の就業率が上がったことによって、両性を合わせると就業率は上がっています。
完全雇用だと考えている方は、男性にも目を向けてみてはどうでしょうか?」と書きましたが、意見に変わりはありません。
完全雇用になるまではまだまだ先があります。
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