「
2015年1月になってもまだ男の労働者は余っている」の続きです。代わり映えがしませんが、2月の
労働力調査結果から計算してみました。25歳から54歳、働き盛りの男
性労働者は、まだ余っています。
2月の男性の年齢階級別就業率(%)年齢 | 1997年 | 2009年 | 2015年 | 97年との差 | 09年との差 |
---|
25~34歳 | 93.8 | 90.2 | 89.6 | △4.2 | △0.6 |
35~44歳 | 95.7 | 93.5 | 93.0 | △2.7 | △0.5 |
45~54歳 | 95.8 | 93.1 | 93.1 | △2.7 | 0 |
現在、25から34歳の男性は713万人、35から44歳は928万人、45から55歳は828万人と推定されていますので、97年の危機以前の状況にするためには、25から34歳で30万人、35から44歳で25万人、45から55歳で22万人、合計77万人の就業を増やす必要があります。
働き盛りの男性の就業の場の確保は依然として重大な課題です。
リーマンショック以前の状態にすら届いていないのですから、まずは2008年の就業率の水準を安定的に上回るようにしなければ。
25歳から39歳ぐらいまでの男性の就業率が上がらないと、女性からみて結婚する気になれる男が少ないままになります。
少子化を止めたいなら、男性も輝く時代を作らないといけません。
仕事不足の解消が必要です。もっと仕事を。
人気blogランキングでは「社会科学」の15位でした。今日も↓クリックをお願いします。
人気blogランキング