まだ男の労働者は余っている

男の労働者は余っている」では7月の数字を見ましたが、今回はしばらく前に発表された10月の労働力調査を読んでみました。 働き盛りの男性の就業率です。 10月の男性の年齢階級別就業率(%)
年齢1997年2008年2014年97年との差08年との差
25~34歳93.590.290.0△3.5△0.2
35~44歳96.093.993.3△2.7△0.6
45~54歳95.493.392.6△2.8△0.7
97年の危機以前の状況にするためには、25から34歳で25万人、35から44歳で25万人、45から55歳で23万人、合計73万人の就業を増やす必要があります。97年の水準には程遠いのが現実です。 私は、労働力不足だとは思いません。労働市場の改善のためには本当の労働力不足の実現が必要だと考えています。4月まで乗り切れるかどうかが課題ですが、政府にできることはあまりないように思われます。 人気blogランキングでは「社会科学」の37位でした。今日も↓クリックをお願いします。 人気blogランキング