最強の焦土戦術

ラジオ局の本質」でラジオ局やテレビ局に必要不可欠なものは電波であると書きました。

ならば、最強の焦土戦術は電波、つまり放送免許を捨ててしまうことです。しかし、そこまで行くと焦土戦術と言うより自殺です。企業が自分でそんなことはできません。それぐらいなら、軍門に下った方がましでしょう。企業ならそちらを選ぶはずです。企業なら・・・。

国なら・・・・。できます。放送免許を取り上げてしまえばいいのです。放送免許のないラジオ局、テレビ局など金儲けをしたいという人にとって全く魅力がないでしょう。ただし、資産だけを狙うなら別ですが。

でも、この手は国にとってあまり魅力がありません。誰かに感謝されるわけでもありません。買おうとしている側からは当然いやがられます。ラジオ局、テレビ局経営者、労働者、下請け企業からも恨まれるに決まっています。おまけに競争の少ない市場でもうけているラジオ局、テレビ局からの税金も入ってこなくなってしまいます。賢明な手段とは言えません。

税金、この財政難の時代、こんなに大事なものはありません。

税金・・・。そう、ラジオ局、テレビ局から電波使用税をとればいいのです。恣意的に。場合によっては、赤字になるぐらいに。

そうすれば、利益が減ります。買い手にとって企業の魅力は色あせるでしょう。どれだけ税金を取られるのか分からないとなれば怖くて経営など乗り出せません。今仕事をしている方々は、放送を辞めるわけには行きません。食いはぐれてしまいますから。放送そのものはなくならないのです。

ラジオ局やテレビ局がつぶれてしまわない範囲で、生かさぬよう、殺さぬよう税金を取る。

これが、最強の焦土戦術です。

ま、株価は暴落するでしょうから、「手頃な値段で買収できる。」と判断する方もでてくるでしょうが。

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