「残業をなくす方法」について
「残業をなくす方法」について
有給休暇の取得率の実態はこのようになっています。
http://wwwdbtk.mhlw.go.jp/toukei/kouhyo/data-rou8/data16/shuro-h16-11.xls
この制度の変遷については、こちらをどうぞ。
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2006/01/post_3ccd.html
私は、有給休暇の取得率を上げのに有効な方策は4つあると思います。
1 有給休暇の権利を労働者が得たときに、その日数を労働者に伝え、取得したい時季を予め聞くことを使用者に義務づける事です。
大した問題ではありません。カレンダーに○をつけるだけでもいいのですから。うまく職場で調整すればそれほど仕事に差し支えることはないような気がします。あるいは、それが長期的すぎるというなら、1月ごとでも、3月ごとでもいいでしょう。
仕事に計画性を持たせるという点でも合理的だと思います。ただ、規模が小さい企業でお客さんから急な発注、納品を求められたりすると、苦しいでしょう。そこは、話し合ってもらって、職場で調整する以外ないのでしょうが。あまりにもフレキシブルな生産システムを作ってしまい、労働者にしわ寄せされてしまっているような気がします。
2 有給休暇の趣旨に反するのですが、1日単位ではなく小刻みに取れるようにすること。馬力を掛けて仕事をし、1時間早く帰るといった選択ができるようにすればいいと思います。
3 労働者の選択を縛ってしまいますが、一斉に休む日を決めてしまうこと。工場、店舗、事務所も閉めてしまうと決断するのです。夏など1週間休めばかなり違います。省エネにもなるし。
乱暴なやり方ですが、8月15日を含む1週間、官庁を閉めてしまい、公務員に一斉に有給休暇を取らせる。この週は中小企業の労働者が休めるように配慮して発注することを大企業に求める国民運動をやる。トラックの高速利用料金を目玉が飛びでる位高くする。テレビ、ラジオも放送を止めさせる。免許の条件にすればいいのですから、可能です。テーマパークも閉めさせる。大規模店舗も閉店させる。
これぐらいやれば、かなり効果が出ると思います。横並びでやれば、何とかなります。
この案の問題は、この週に台風が来ることです。お祈りするほかありません。
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