「「若者の就職」について」について

「若者の就職」について」の続きです。 「これからの若者は職場を見つけられるか? その1」で、若者が仕事を見つけるためにどれぐらいの仕事の口が必要かを計算しました。 今年3月卒の大学生などの就職希望者数、2月1日現在の内定者数など、http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/03/h0310-5.html 高校生の就職希望者数、求人数、内定者数などが発表されました。こちらは1月末日です。http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/03/h0310-4.html
就職希望者数など(万人)
学校の種類卒業予定者就職希望者就職(内定)者求人
大学55.539.834.1
前年(55.2)(38.5)(31.8)
短大9.97.85.4
前年(10.5)(8.2)(5.4)
高専1.00.50.5
前年(1.0)(0.6)(0.6)
専修学校28.926.720.3
前年(28.3)(25.6)(19.3)
高校18.916.128.4
前年(18.8)(15.4)(24.5)
93.776.4
前年(91.7)(72.5)
内定は進んでいて、2ヶ月前に比べると内定者は、10.1万人増えています。それでも、内定者の合計は、76.4万人です。就職希望者が93.7万人ですから、未内定者は17.3万人もいます。 差年の卒業時点での、内定者は82.1万人でした。http://takamasa.at.webry.info/200505/article_14.html、昨年はこの時期から卒業までに9.6万人が内定していたのです。 今年はこれ以上に内定するでしょうが、それでも数万人は卒業までに内定を得られないと言うことになりそうです。もちろん、卒業後も仕事を探すことは可能ですが、卒業までに内定を得られないと「これまでどこでも内定を得られなかった学生・生徒」=「あまり質の高くない求職者」というレッテルが貼られがちです。パートタイム労働やアルバイトに流れるのでしょうか? 労働市場は「売り手市場」に変わったと言われていますが、比較的就職しやすい学卒ですら、こういう状況です。不安定な就労を続け、30代半ばを越した方には、未だチャンスが十分あるとは言えません。もっと、景気の回復が必要です。 ここをクリック ↓お願いします。 人気blogランキング 人気blogランキングでは「社会科学」の27位でした。クリックありがとうございました。