「
25歳から54歳の男性の6月の就業率は、まだリーマンショック前を下回っている。」について
労働力調査の4-6月平均詳細集計から働き盛りの男性のうち対策が必要な人を選び出してみました。
まず、働いている人(就業者)の中で、「非正規の職員・従業員」のうち「正規の職員・従業員の仕事がないから」非正規で働いている人がいます。
不本意非正規労働者です。彼らに正規の仕事に就ける機会を提供しなければなりません。
次に、完全失業者です。説明は不要でしょうが、仕事につく機会を与える必要があります。特に、「正規の職員・従業員」になりたいと希望している人には、そのような口を作る必要があります。
次に、仕事を探してもいない「非
労働力人口」就業を希望し、かつ、「適当な仕事がありそうにない」ので仕事を探していない人がいます。求職意欲喪失者です。仕事につく機会を多くして、求職活動を再開できるようにする必要があります。
4-6月の問題を抱えている男性(万人)年齢 | 不本意非正規 | 完全失業者 | うち正規希望 | うち非正規希望 | 求職意欲喪失者 |
---|
25~34歳 | 34 | 27 | 20 | 5 | 3 |
35~44歳 | 27 | 25 | 17 | 5 | 3 |
45~54歳 | 23 | 22 | 13 | 6 | 2 |
これらの人々の合計が人口に占める割合は、25-34歳で9.2%、35-44歳で6.1%、45-54歳で5.5%です。男性の場合、求職意欲喪失者はそう多くないという印象です。働かなければ食えないということもあるでしょうし、男性に対する役割規範もあるのでしょう。
働き盛りの男性の労働供給には、まだかなりの余裕があります。正規の機会を130万人分確保することが重要です。
人気blogランキングでは「社会科学」の7位でした。今日も↓クリックをお願いします。
人気blogランキング