「
２５歳から５４歳の男性の６月の就業率は、まだリーマンショック前を下回っている。」などで働き盛りの男性の就業率の引き上げの必要性を示しているのですが、世間ではこの問題についてあまり関心がないようです。
おそらく男女計で見ればすでに１９９７年の水準を超えているからでしょう。ただ、これは女性の就業率が傾向的に上がってきているためで、男性の就業率はまだ、回復していないのです。
６月の男女の年齢階級別就業率（％）| 年齢 | １９９７年 | ２００８年 | ２０１６年 | ９７年との差 | ０8
年との差 |
|---|
| ２５～３４歳 | ７７．６ | ７９．３ | ８３．１ | ５．５ | ３．８ |
| ３５～４４歳 | ８１．７ | ７９．４ | ８２．３ | ０．６ | ２．９ |
| ４５～５４歳 | ８２．１ | ８２．７ | ８４．４ | ２．３ | １．７ |
６月の女性の年齢階級別就業率（％）| 年齢 | １９９７年 | ２００８年 | ２０１６年 | ９７年との差 | ０8
年との差 |
|---|
| ２５～３４歳 | ６０．０ | ６６．９ | ７５．０ | １５．０ | ８．１ |
| ３５～４４歳 | ６６．８ | ６４．９ | ７１．４ | ４．６ | ６．５ |
| ４５～５４歳 | ６９．０ | ７２．０ | ７６．２ | ７．２ | ４．２ |
６月の男性の年齢階級別就業率（％）| 年齢 | １９９７年 | ２００８年 | ２０１６年 | ９７年との差 | ０8
年との差 |
|---|
| ２５～３４歳 | ９４．６ | ９１．２ | ９１．０ | △３．６ | △０．２ |
| ３５～４４歳 | ９６．３ | ９３．７ | ９２．９ | △３．４ | △０．８ |
| ４５～５４歳 | ９５．２ | ９３．５ | ９２．５ | △２．７ | △１．０ |
こうして並べてみると、改めて男女の就業率の逆方向への変化が、男女差を大きく縮小したことが浮かび上がってきます。
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