35歳から54歳の男性の5月の就業率は、まだリーマンショック前を下回っている。

5月分の分析が遅れました。 「働き盛りの男性の4月の就業率はリーマンショック前を下回っている。」で、「不調です。」と書いたのですがあまり状況に変わりはありません。 5月の男性の年齢階級別就業率(%)
年齢1997年2008年2016年97年との差08 年との差
25~34歳94.490.591.4△3.00.9
35~44歳96.293.793.1△3.1△0.6
45~54歳95.493.692.7△2.7△0.9
5月の男性の人口と仕事の不足(万人)
年齢2016年の人口1997年2008年
25~34歳69821△6
35~44歳90328
45~54歳85023
25~54歳2,45172
4月よりは良くなっているのですが、35歳から54歳の男性はまだまだという状況です。特に、35歳から44歳は人口のボリュームゾーンでもあり、就職氷河期世代でもあります。この層の雇用の改善は急務です。彼らが45歳以上になる前に何とかしなければなりません。 1997年の日本の金融危機前を目指すなら、さらに72万人分の仕事を確保する必要があります。率だと2.9%です。まだ、国内に労働力は残っています。移民の受け入れの議論をするのは時期尚早でしょう。 人気blogランキングでは「社会科学」の7位でした。今日も↓クリックをお願いします。 人気blogランキング