少子化対策 就職氷河期の男性の雇用の改善を

男性にとって結婚はぜいたく品ではないと思う  30代後半」で取り上げた現在の30代後半はおよそ10年間続いた就職氷河期に世に出た世代の後半です。前半の40代前半も含めて、雇用と有配偶の関係を2016年3月で調べてみました。参考のために30代前半も添えておきます。労働力調査の表Ⅰー4が基礎データです。 2016年3月の就職氷河期世代の有配偶率(%)
就業30から34歳35から39歳40から44歳
合計52.864.166.9
うち正規61.272.775.1
うち非正規22.027.827.8
うち完全失業者7.114.321.4
うち非労働力15.46.38.7
特に説明する必要もないでしょう。安定した職を得ていることと配偶者がいることの間には明らかな関係があります。氷河期世代の就業、雇用の質を改善することが急務です。 皮肉なことに、彼らは忘れ去られています。若者の不安定な仕事、貧困は語られますが、彼らはもはや若者ではありません。女性、高齢者、若者には雇用対策の特別な法律がありますが、前期中年者にはそういった法律もないはずです。変なんじゃないでしょうか? 人気blogランキングでは「社会科学」の8位でした。今日も↓クリックをお願いします。 人気blogランキング