「
男性にとって結婚はぜいたく品ではないと思う」に続いて30代後半の有配偶率も調べてみました。意外でした。1年でかなり高まっています。なお、
労働力調査で有配偶というのは現に配偶者を持っていることで、離別したまま、死別したままの人は有配偶者に含まれません。
3月の30歳代後半の有配偶率(万人、%)年 | 有配偶者 | 人口 | 有配偶率 |
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2012年 | 312 | 485 | 64.3 |
2013年 | 297 | 468 | 63.4 |
2014年 | 283 | 449 | 63.0 |
2015年 | 272 | 431 | 63.1 |
2016年 | 266 | 415 | 64.1 |
配偶者がいても同居しているとは限りませんが、「
明暗分かれる30代前半と後半の男性 世帯形成」で示した次の表と組み合わせると、これまで親夫婦と同居していた30代後半の男性が、夫婦二人になったり、夫婦と子供の世帯になったりしているのかもしれません。夫婦二人が夫婦と子供になっていることも考えられます。
3月の30歳代後半の世帯の構成(%)項目 | 2015年 | 2016年 | 変化 |
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単身世帯 | 11.6 | 11.3 | △0.3 |
二人以上の世帯 | 88.4 | 88.7 | 0.3 |
うち夫婦のみの世帯 | 11.8 | 11.8 | 0.1 |
夫婦と子供からなる世帯 | 57.8 | 57.8 | 0.1 |
うち夫婦と子供と親からなる世帯 | 6.3 | 6.0 | △0.3 |
結局、世帯形成という点では、明というほど分かれてはいず、明るい明、やや控えめな明ぐらいの差であったようです。
なお、この表を作っていて改めて思ったのですが、30代後半の男性は4年間で70万人も減っているのですね。標本誤差はあるにせよ。
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