消費税の税収  2016年2月実績から

消費税の税収  2016年1月実績から」に引き続き、2月の実績をもとにした推計です。 計算方法は「消費税の税収  試算追加」と同じです。 消費税の税収(100万円)
2014年度2015年度2016年度
4月26,476△19,719
5月76,951△31,784
6月46,65420,961
7月1,189,8051,752,441
8月1,294,4371,750,523
9月738,1161,150,537
10月1,089,6501,433,077
11月1,461,0172,055,561
12月745,479954,839
1月1,051,3651,295,959
2月1,792,5641,930,229
3月691,241
4月1,702,122(1,789,882)
5月4,125,321(2,738,281)
16,028,958(17,578,413)
さて、前年度の3月までの実績、10,203,479百万円に今年度の2月までの累計の実績伸び率1.279をかけて、3月分までの予想をしました。すると、13,050,250百万円になります。これに税率引き上げ前の2013年度の2回目の4月分と5月分(2014年の4月分と5月分)の実績に基づく4月分と5月分の予想を加えると、17,578,413百万円になります。2014年の4月分と5月分の実績には2014年の2月3月の消費の実績が反映されているはずですので、この時期の駆け込みの影響で高くなっている可能性がありますので、このようにしました。 この予想を補正予算案の見込み額、17兆1,120億円と比べると、4千億円ほどの超過になります。 さて、実績はどうなるでしょうか? 捕らぬ狸の皮算用ですが、最近話題になっている保育所の勤務者の賃金引上げに使うとどういうことになるか試算してみます。 厚生労働省平成26年社会福祉施設調査によると、保育所の勤務者は常勤換算で50万人ほどです。 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/fukushi/14/dl/kekka-shousaihyou01.pdf の表7をご覧ください。 このうち保育士さんは37万人です。 さて、賃金を月5万円、ボーナスを夏冬それぞれ10万円上げると一人当たり年80万円かかります。50万人分だと80万円×50万で、4,000億円です。狸が取れた場合には、国債発行額の減額にではなく、保育所職員の給与引き上げに使えばいいと思います。常勤でない職員については絶大な効果があると思います。 人気blogランキングでは「社会科学」の8位でした。今日も↓クリックをお願いします。 人気blogランキング