「
建設業」で、建設業の常用労働者の動きを説明した。
建設業では、常用ではない臨時の労働者が多いのではないか、そちらの変動のほうが大きいのではないかと考える方もいらっしゃるだろう。
そこで、
総務省統計局などの行った
平成24年経済センサスー活動調査でこれを確認しておきましょう。なお、この調査は企業などを対象に行ったものであり、毎月勤労統計と同じサイドからの調査です。用語の定義も同じなので比較しやすい。24年2月1日現在の数字です。
建設業の従業者の内訳分類 | 人数(人) | 構成比(%) |
---|
従業者 | 3,111,289 | 100 |
常用労働者 | 2,305,042 | 74.1 |
臨時労働者 | 164,399 | 5.3 |
その他自営業者など | 641,848 | 20.6 |
これでみると、自営業者はかなりいますが、臨時労働者はそれほど多くはありません。
なお、この調査は全数調査なので、毎月勤労統計が調査対象にしていない4人以下の事業所も対象になっています。本来であれば、毎月勤労統計の常用労働者のほうが少なくなるはずですが、24年2月の毎月勤労統計では、常用労働者は255万5千人となっていますので、逆になっています。
将来、毎月勤労統計の母集団がこの調査か、この調査などをもとに作るビジ
ネスレジスターに切り替えられるはずです
人気blogランキングでは「社会科学」の23位でした。今日も↓クリックをお願いします。
人気blogランキング