リフレ政策の検討 その5

リフレ政策の検討 その4」につづいて、「リフレ政策の検討 その2」の「Ⅰ 日銀が長期国債を銀行から買うと言うところから始め」たときの続きです。 5 Xが銀行から借り入を元に設備投資を始めたり、住宅を購入したり、消費財を買ったりする場合。 この場合には、直接に財・サービスを買うのですから、このルートで物価の上昇が起こります。 これは伝統的な金融政策に基づく反応、利子率低下への反応が起こることを予想するものです。 問題は、投資の判断に影響を及ぼすのは利子だけではないということです。そもそもデフレに陥るときには、将来の期待収益が低いときでしょう。果たして利子率が下がれば、投資が多くなるという予想が成立するかどうかが問題です。 (続く) 人気blogランキングでは「社会科学」の15位でした。クリックしていただいた方、本当にありがとうございました。今日も↓是非クリックをお願いします。 人気blogランキング