基礎年金と国民年金

国民年金の未払い解消が叫ばれています。

「年金保険料の未払い→老後は無年金(正確ではありませんが)→生活困窮→生活保護受給→国民の税負担増加」となると、まじめに保険料を払った方が馬鹿だったということになりかねません。

「加入すれば(これも正確ではありませんが)確実に年金をもらえる、加入してもらった方が得だ。」そうみんなが納得するような制度にする必要があるでしょう。

そこで、一つ案を考えてみました。

基本的な発想はこうです。

国民年金の保険料を最高でも月1万5千円に抑える。すると最高で年18万円の負担です。40年間加入すると支払う保険料は720万円です。一方、40年加入の場合の年金の額は、80万円です。

そうすると、9年で元が取れます。(利子のことはとりあえず無視しておきます。)つまり、65歳から74歳まで受給すると元が取れることになります。

寿命が短い男性でも、年金保険料を払い出す20歳の時の平均余命は59年、つまり平均すれば79歳まで生きるということです。平均まで生きれば元は十分取れます。

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life04/m.html

まして、寿命の長い女性は、20歳の時の平均余命は66年。平均86まで生きます。平均より8年も早死にしても元が取れます。

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life04/f.html

こうすれば、役所が努力しなくても多くの方が加入するでしょう。

では、月額保険料を1万5千円に抑え、しかも将来の年金支払いを確実なものにするにはどうすればいいか?これが問題です。答えは次回に。

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