派遣労働者の中途解約
「派遣労働者の実態 その3」で、書いたように派遣労働者が就業している事業所の内、26%が中途解約をしています。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/haken/04/kekka2.html
当然ながら、派遣労働者には不評です。派遣先への要望の有無とその内容を聞いているのですが、派遣労働者の56%が派遣先に要望を持っています。そして、要望を3つまで選んでもらっているのですが、要望のある労働者の内、12%が「派遣契約の中途解除を避ける努力をして欲しい」を選んでいます。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/haken/04/kekka13.html
解約の理由として派遣先があげている「派遣労働者の技術・技能に問題があった」(43%)に対しては、派遣労働者からは「派遣契約業務外の業務を命じないようにして欲しい。」(16%)という声があり、「派遣労働者の勤務状況に問題があった」(43%)に対しては、「指揮命令系統を明確にして欲しい。」(25%)、「適切な労働時間管理をして欲しい。」(14%)、「年次有給休暇を取りやすくして欲しい。」(21%)、「職場環境をよくして欲しい。」(14%)という声があります。また、「派遣労働者と事業所の他の労働者との人間関係に問題があった」(14%)に対して「職場でのいじめやセクハラの防止について責任を持って対応して欲しい。」(8%)という声があります。
お互い、言い分はあるのでしょう。
派遣労働も多くの問題を抱えていると言えるでしょう。
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