国勢調査
国勢調査が苦戦したようです。
私は、統計に関心がありますので、国勢調査の価値は理解できます。
国勢調査の価値は、econ-econome さんが丁寧に説明されています。
http://ameblo.jp/econ-econome/entry-10004894402.html
でも、あまりそういうものに関心のない方が、「面倒くさいな~。」、「自分の情報を出すのはいやだな~。」と思われるのも分かります。(それでも答えるべきだと思いますが。)
総務省も5年後の調査に向けて検討を始めるそうです。そこで、一つの提案です。こういう質問をしてはどうでしょうか?
質問1 地震や洪水などの災害があったとき、自分一人でひなんできますか?
答え はい いいえ
質問2-1 (質問1で「はい」の方だけ答えて下さい。)災害が昼間起こったとき、助けて一緒に避難してくれる人がいますか?
答え はい いいえ
質問2-2 (質問1で「はい」の方だけ答えて下さい。)災害が夜起こったとき、助けて一緒に避難してくれる人がいますか?
答え はい いいえ
質問3 (質問1で「はい」の方だけ答えて下さい。)災害時、要支援者リストに登録を希望しますか?
答え はい いいえ
(当然ですが、この答えに基づいて要支援者リストを作り、災害時に対応する期間に備えます。)
このような情報は国が知っておくべきものです。地方公共団体などはハザードマップを作っているはずですが、このマップと実際にどこに誰が住んでいるか、年齢、勤め先、家族構成などを調べる国勢調査を組み合わせると様々なことが分かります。
例えば、「この地区には、昼間は両親とも遠くに働きに行っていて、家には80歳のおばあちゃんしかいない1歳未満の乳児が4人いる。」、「50歳だが一人では逃げられない人が3人いる。」など。
こういうことが分かれば、いざ地震などの災害が起こったときに対処が楽になります。どの程度の体制を作っておけばいいのかも予想ができます。水害であればどこに堤防、調整池を作るのが効率的かも分かります。
また、答える側の一部にはメリットがあります。直接メリットがない方にも、なぜ調査が必要なのかが分かっていただけるのではないかと思います。
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