派遣労働者の謎 その3 どんな職業に就いているのか?

昨日に引き続き、再び総務省の『労働力調査』です。

http://www.stat.go.jp/data/roudou/2004n/dt/zuhyou/701500.xls

派遣労働者の職業で一番多いのは、「事務従事者」で、41万人。全体85万人のおよそ半分ですね。次が、「製造・製作・機械運転及び建設作業者」で23万人です。全体の4分の1です。

すぐに想像がつくように、職業については男女で差があります。

まず女性。全体で57万人のうち38万人が「事務従事者」です。3分の2ですね。女性の事務の採用を止めて、派遣労働者で賄うというパターンがあるのでしょう。また、正社員でなくとも事務を希望する女性が多いということでもあるでしょう。これに次ぐのが、「製造・製作・機械運転及び建設作業者」で8万人です。

次に男性。全体で28万人のうち15万人が、「製造・製作・機械運転及び建設作業者」です。半分ですね。「事務従事者」は、3万人しかいません。

ついでに一般常雇と臨時雇・日雇の別を見ると、一般常雇は52万人、臨時雇・日雇は33万人です。概していえば、不安定な立場の方の割合が高いようです。

男女の差があるのでしょうか。

女性では、一般常雇は35万人、臨時雇・日雇は22万人です。

男性では、一般常雇は17万人、臨時雇・日雇は11万人です。

これについては、男女差があまりありません。

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