「
2015年度の税収予想(11月実績から)」の続きです。12月分が発表になりました。12月分は合計で前年同月に比べて8%増えています。
12月までの税収の動き(百万円)項目 | 所得税 | 法人税 | 消費税 |
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実績(A) | 11,005,251 | 4,570,141 | 8,942,853 |
昨年度同期実績(B) | 10,214,232 | 4,799,338 | 6,668,309 |
倍率(C)=(A)/(B) | 1.077 | 0.952 | 1.341 |
昨年度決算額(D) | 16,790,227 | 11,031,608 | 16,028,958 |
今年度予想(E)=(C)×(D) | 18,083,074 | 10,502,091 | ★18,211,028 |
今年度当初予算(F) | 16,442,000 | 10,990,000 | 17,112,000 |
超過予想(G)=(E)-(F) | 1,641,074 | △487,909 | 1,099,028 |
補正予算(H) | 17,590,000 | 11,741,000 | 17,112,000 |
超過予想(I)=(E)-(H) | 493,074 | △1,238,909 | 1,099,028 |
(注)
法人税は税率が25.5%から23.9%へ引き下げられており、課税所得が同じであれば税収は6.7%減るはずです。ただこのほかにもいろいろな改正が行われており、こう簡単ではありません。
国税としての消費税の税率は6.3%です。他に
地方消費税のものが1.7%あり、これを合わせて普通税率8%と言っています。これまでは
国税4%、
地方税1%でした。この点から見ると税収はもっと増えてもいいのかもしれません。なお、平成29年(2017年)4月から、消費税率は、1.238倍の7.8%へ、
地方消費税率は2.2%へそれぞれ引き上げられます。
https://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/shohi/h27kaisei.pdf
上の表では最
新月までの実績が昨年同期に比べてどれだけになるか、その倍率を計算し、その倍率を昨年決算額にかけて予想を出しています。ただし、昨年度の消費税の実績は税率変更と納期、中間での納入額の関係で、税率を引き上げてもその税金が納められるのは少し後です。そのためこのような方法で予想すると、予想がやや過大になります。このため、消費税は「
消費税の予想 2015年12月実績から」で行った予想によっています。
このように予測をすると、
所得税、
法人税、消費税で当初予算を2兆2,522億円超過することになります。
補正後の予算でも、見積もりは過少と思われます。消費税の見積もりが変更されなかったのが主因です。
法人税は補正で増額が見込まれています。上の予想は過少かもしれません。
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