貿易収支は改善している
2015年7月24日の日本経済新聞朝刊によると、「民間エコノミストの間で4~6月期の国内総生産(GDP)が前期比マイナスになるとの見方が広がっている。財務省が23日発表した4~6月期の貿易統計(通関ベース、速報値)で、輸出が伸び悩んだためだ。」そうです。
果たして、そんなことがあり得るのでしょうか?
GDPと通関統計には実質と名目など様々な差があって、イコールでは結べません。しかし、実績は次の通りです。
貿易収支 (億円、%)
季節調整などの要因もあり、はっきりしたことは言えませんが4-6月の貿易収支は1-3月に比べて1兆円以上改善しています。これがマイナス要因になるとは思えないのですが。
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期間 | 2015年 | 2014年 | 差 |
---|---|---|---|
1-3月 | △13,796 | 50,513 | 36,717 |
4-6月 | △3,455 | 25,768 | 22,313 |
差 | 10,341 | 24,746 | △14,405 |