「子ども手当と保育所整備」について

子ども手当と保育所整備」にシーラカンスさんから、次のようなコメントをいただきました。 子ども手当て、精神は大変ありがたいのですが、できたら学校生活で支払う雑費や副教材費、修学旅行費などをそのままそれに充ててくれたらいいのになあ…とよく思っております。 長女が先日公立中学校に入学しましたが、アルトリコーダーや副教材だけで一年間総計が9000円近くにのぼります。それ以外に、PTA費、スクールバッグ、給食費、校外学習費などもあわせると一年で結構な金額に…これらを支払わずトラブルになる親も増加していることを考えますと、配る事務手続きの煩雑さや人件費を削除する上でも「学校生活で親が払う各種雑費」をこれであてる、というのが一番ウレシイような気がします。それじゃだめですかね? う~ん。難しいですね。入学のときはお金が飛ぶように出ていきますから、シーラカンスさんのお気持ちは分かります。こういう風にすれば「お金が必ず子育てに使われるので、いいじゃないか」と思われる方も多いと思います。 でも、ちょっと問題があります。 まず、子どもに十分食べさせるものもないといった、失業世帯や親が病気の世帯の場合、まず食べ物、学校に着ていくもの、鞄などのほうが優先するでしょう。こういった家庭には現金のほうがいいでしょう。 次に、疑い深いと思われるかもしれませんが、市町村に交付金で払うとすると、今のご時世だと使途を制限しないということになると思います。そうすると市町村が本当にこういうもののために使ってくれるかどうかが怪しいのですね。どこも財政難ですから。これが小学校や中学校の耐震工事に使われたというならともかく、全然別のところに使われてしまうかもしれません。 一つの方法としてあり得るのは、子ども手当を支払う窓口で、不払いの親に働きかけることでしょうね。特例で給食費だけなら、法律で天引きを認めるという方法はあるかもしれません。また、希望者には差し引いて支給するということもできるかもしれません。ただ、学校によっていろいろ違うでしょうから、市町村の手間がかなりかかるかもしれません。 人気blogランキングでは「社会科学」の51位でした。↓ここをクリック、お願いします。 人気blogランキング