「汚染米」をどう防ぐ

シーラカンスさんが、「汚染米の犯罪」で 汚染米を、それとわかっていて 食用にまわした人間が逮捕され有罪確定したら、 ぜひ罪の償いとしてやってほしいことがあります。 この米を毎日食うこと。 これしかないと思う。 」 と書かれています。これは、悪いことをやったものには厳罰を与える。それによって、悪いことをさせないようにするという発想だと思います。 これに対してたつうまさんが、 「一方で経済人だから、少しでも少々悪いことをしても利益を上げたいという誘惑はあるでしょうよ。だから、それを前提にしたら、も少ししっかり運用する農水省としての役割があるはずで、ご両人の論理は、正論ですが、役所の監督管理の杜撰さを飛ばしてしまう危険性を感じるのですよ。」 とコメントされています。こちらは行政機関による監視により、悪いことをさせないという発想でしょう。 どちらも正しいのですが、実行可能性に問題があります。 シーラカンス案には、日本国憲法の「第36条 公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる。」という壁があります。残虐ではないという反論は成立するかもしれませんが、 悪人 にも人権はあるのです。 たつうま案にも杜撰ではない役所の監督管理にどれぐらいのコストが掛かるか、そのコストを誰が負担するかという難問があります。米の転売ルートを全部監視していったら、公務員がいくらいても足りません。なお、事前規制を止めて事後対処にするという時代の流れとも逆行します。 で、考えてみたのですが、こういう方法はどうでしょうか? まず、事故米には色をつける。カドミウム汚染米ではやっているそうですからできるはずです。 次に、米をそのまま売るのではなく、粉にしてから売る。 こうすればおにぎり、弁当、給食、酒や焼酎の原料には使えなくなります。和菓子の原料にはなるかもしれません。 悪用しにくくして、監視コストを下げるという方式です。コストはある程度掛かりますが。 この案がいいと思われた方はここを↓クリック。 人気blogランキング 人気blogランキングでは「社会科学」の51位でした。