「
若者の就職-19年3月卒 その7」で、19年3月卒業の学生、生徒の19年度末での就職状況を、書きました。
今度は20年3月卒業予定者の状況です。高校生が9月末、それ以外は10月1日の状況です。
データはここです。
大学生など、
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/11/h1113-1.html
高校生
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/11/h1113-2.html
こんな結果でした。
就職希望者数など(万人)学校の種類 | 卒業予定者 | 就職希望者 | 就職・内定者 | 求人 |
---|
大学 | 53.8 | 41.5 | 28.7 |
前年同期 | 53.2 | 39.6 | 26.9 |
前年最終 | 53.2 | 37.0 | 35.7 |
短大 | 8.4 | 6.9 | 2.7 |
前年同期 | 9.3 | 7.4 | 2.4 |
前年最終 | 9.3 | 6.9 | 6.5 |
高専 | 1.0 | 0.6 | 0.6 |
前年同期 | 1.0 | 0.6 | 0.6 |
前年最終 | 1.0 | 0.7 | 0.6 |
専修学校 | 26.7 | 25.2 | 12.4 |
前年同期 | 28.1 | 26.5 | 12.5 |
前年最終 | 28.1 | 25.2 | 23.6 |
高校 | | 19.5 | 9.7 | 30.5 |
前年同期 | | 19.8 | 9.6 | 28.5 |
前年最終 | | 18.5 | 17.9 | 33.2 |
計 | | 93.7 | 54.1 |
前年同期 | | 93.9 | 52.0 |
前年最終 | | 88.6 | 84.3 |
順番に見ていくと、まず、
卒業予定者です。かなり減っています。昨年の同期と比べると大学生が6千人増加、短大が9千人減少、専門学校が1万4千人減少です。高学歴化しています。
次に、
就職希望者です。これは、最初のうちは多く、採用・内定が進むにつれて減っていく傾向があります。
大学は、前年同期と比べると1万9千人増加です。昨年の減少から転換しました。卒業予定者の増加よりも大きく伸びています。前年の最終就職結果から見れば、4万5千人多いので、採用が増えるかどうかです。多分大丈夫だとは思うのですが。
短大は、昨年同期と比べると5千人減っています。今の時点の希望者の数は、昨年の最終段階での希望者と同じ数です。
専修学校でも希望者は前年の同期より1万3千人減り、昨年の最終就職者より、1万6千人多いという状況です。
高校生は、就職希望者は昨年の同期より3千人減っています。不況でいい就職口がなさそうなので進学していたのが、就職に戻って帰途という格好です。昨年の最終就職者を1万8千人上回っています。
さて、注目の
内定の状況です。
大学生は、前年同期に比べ1万8千人増えています。希望者が1万9千人増えていますので、まだ内定を得ていない学生が1千人増えています。
短大は内定者の数は前年より3千人増えていて、希望者が減っている中では、好調です。
専修学校は、前年同期と比べ、1千人減っています。やはり、好調です。
高校生は、希望者が3千人減ったのに、内定者は1千人増えています。好調です。
ここに載ってこない大学院などもありますが、この表の範囲で考えると、就職希望者は、合計93.7万人で、前年の最終就職者、84万3千人より9万4千人多い水準です。採用が1割強増えるかどうかです。
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