若者の就職-19年3月卒 その6

若者の就職-19年3月卒 その5」の続きです。 今度は19年3月卒業予定者の、高校生は1月末、それ以外は2月1日の状況です。 データはここです。 大学生など、http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/03/h0313-2.html 高校生http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/03/h0313-1.html こんな結果でした。
就職希望者数など(万人)
学校の種類卒業予定者就職希望者就職・内定者求人
大学53.240.235.2
前年同期55.539.834.1
前年最終55.538.136.3
短大9.37.25.0
前年同期9.97.85.4
前年最終9.97.46.7
高専1.00.70.6
前年同期1.00.50.5
前年最終1.00.50.5
専修学校28.125.521.2
前年同期28.926.720.3
前年最終28.926.424.2
高校19.216.932.5
前年同期18.916.126.6
前年最終18.217.429.3
92.878.9
前年同期93.776.8
前年最終90.685.1
さて、内定の状況です。 大学生の未内定者は、昨年は5.7万人でしたが、今年は5.0万人です。売り手市場という割に減っていないように思われますが、これは卒業者が減っているのに、就職希望者が増えているせいです。もし、就職希望率が昨年と同じ程度であれば、就職希望者は実際よりも2万人減ってたはずです。もしそうなら、未内定者は3.0万人になっていたはずで、昨年の半分くらいだったことになります。学卒労働市場の好転が就職希望者を増やしたのです。 多分、大学院進学希望者は減っているはずです。 専修学校の未内定者も、昨年の6.4万人から、今年は4.3万人に減っています。 高校では、2.8万人から2.3万人に減っています。高校も卒業予定者は減っているはずですが、就職希望者は0.3万人増えています。 さて、「計」で最終結果を予想してみます。このままで、昨年と同じように推移すると、就職希望者は89.7万人、内定者は87.6万人、新年度までに内定を得られないのは2.1万人ということになりそうです。昨年は5.5万人ですからかなりの改善ではあります。もう少し、改善して欲しいと思うのは欲張りでしょうか? 人気blogランキングでは「社会科学」の38位でした。今日も↓クリックをお願いします。 人気blogランキング