若者の就職-19年3月卒 その3

若者の就職-19年3月卒 その2-」で予告した高校生の地域別の事情の検討です。 まず、データから。
地域別に見た高校生の就職事情 1 (万人、倍)
地域求人求職求人倍率求人超過
全国284,959197,5191.4487,440
北海道5,87610,5150.56△4,639
東北19,29127,3080.71△8,017
関東37,16426,0731.4311,091
京浜49,54812,4203.99637,128
信越11,5328,2271.403,305
北陸8,5985,5291.563,069
東海60,99627,5372.2233,459
近畿6,2235,5941.11629
京阪神34,97617,0232.0517,953
山陰2,2873,1600.72△873
山陽16,61410,9601.525,654
四国7,4037,7270.96△324
北九州12,43815,4020.81△2,964
南九州12,01320,0440.60△8,031
求人不測の地域の不足数の合計を計算してみると、24,848人です。なお、この求人には地域外からの求人も含まれています。 求人不足の地域は、北海道、東北、山陰、四国、北九州、南九州です。 昨年の同期と比べてみましょう。
地域別に見た高校生の就職事情 2 (万人)
地域今年の求人超過昨年の求人超過改善幅
全国87,44038,76848,672
北海道△4,639△5,7181,079
東北△8,017△12,3944,377
関東11,0914,0607,031
京浜37,12829,8607,268
信越3,3059982,307
北陸3,0692,170899
東海33,45923,12710,332
近畿629△6661,295
京阪神17,95313,6414,312
山陰△873△1,251378
山陽5,6542,6483,006
四国△324△922598
北九州△2,964△5,7442,780
南九州△8,031△11,0413,010
すべての地域で改善しています。近畿が、昨年の求人不足から、求人超過に転じています。改善幅が大きいのは東北と南九州です。東北は関東に接しているので不思議ではないのですが、南九州は意外です。企業進出があったのかもしれません。 しかし、全国では求人超過なのですから、企業は、採用できないはずです。企業に、北海道、東北、山陰、四国、北九州、南九州の高校に求人を出してもらう訳には行かないのでしょうか? もっとも、従来の経緯もあるのでしょうし、コストもかかるでしょう。生徒が親元から離れたくないケースが多く、効率が悪いと言うこともあるでしょう。ここらがネックではあるのでしょうが。 人気blogランキングでは「社会科学」の31位でした。今日も↓クリックをお願いします。 人気blogランキング