発達障害

飯田先生が「発達障害って範囲広すぎない???」と書かれています(http://d.hatena.ne.jp/Yasuyuki-Iida/20060824)。範囲と人数、両方の意味でおっしゃっているのだと思います。

発達障害というのは、身体障害、知的障害、精神障害などに比べて、まだなじみがないものなので、このような疑問をお持ちになられたのだと思います。

私も専門家ではありませんので、詳しくはこちらをご覧ください。難病等の慢性疾患、高次脳機能障害の後に軽度発達障害が出てきます。

http://www.jeed.or.jp/data/disability/guidebook/c3_7.html

範囲について

私は(軽度)発達障害は、身体障害、知的障害、精神障害の一部ではなくこれと並ぶカテゴリーとして存在しているのだと理解しています。

身体障害であれば、目の障害、下肢の障害、内臓の障害様々なものがあります。これと同じレベルのカテゴリーと考えていただければそれほど違和感はないのではないかと思います。

人数について

私の知っている範囲では、上の資料にもあるとおり、多くて6%程度というのが実態です。もちろん、新たな基準を作ったり、別なサンプルを抽出すれば、また新しい数字が出てくることはあるでしょう。

ついでですが、新聞の場合、記事は政治部、経済部、社会部などが書き、責任を持ち、見出しは整理部がつけ、責任を持つというケースが一般的ではないかと思います。読売新聞の場合どうかは知りませんが。この場合、記事がまともなのに見出しがおかしいということが起こりえます。今回のケースは、取材した記者はよく分かっていたが、整理部の記者は発達障害になじみがなく、変な具合になったということではないでしょうか?

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