契約社員 その2

契約社員 その1」の続きです。

パートタイム労働者には、女性が多いのですが、専門的な仕事をする契約社員ではどうでしょうか?表3で見ると、ほぼ男女半々妥当ことが分かります。これは、当たり前のようでいて、そうはない現象です。

嘱託社員では、男79対女21で、男が多く、短時間のパートタイマーでは、逆に男25対女75で女性が多くなっています。

その他のパートタイマーでも男33対女67です。

嘱託社員については、定年まで働いてさらにという方が中心ですから、男性が多いのは理解できますし、パートタイム労働者については、主婦が多いと言うことで、女性が多いことの説明は付きます。

契約社員について男女が同じになる理由は、ちょっと思いつきません。何かあるはずですが。

男女比は同じなのですが、男女別に年齢構成を見ると(表25)、男女でかなりの違いがあります。具体的に言うと、男性の場合には55歳から64歳という比較的高年齢の層が34%、さらに65歳以上も含めると41%となっています。女性では、55歳以上は10%だけです。一方、女性は20歳から34歳が49%を占めています。この層は男性では26%です。

比較的若い女性と比較的高年齢の男性という、対照的な構成です。同じ専門的な職種といっても男女で職種構成が違うのか、あるいは専門的な知識、技能、資格を持っていても雇用期間の定めのない契約を結びにくい事情があるのか、気になります。

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