「若者の就職」について

若者の就職」について 「これからの若者は職場を見つけられるか? その1」について で、若者が仕事を見つけるためにどれぐらいの仕事の口が必要かを計算しました。 来年3月卒の大学生などの就職希望者数、12月1日現在の内定者数など、http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/01/h0113-2.html 高校生の就職希望者数、求人数、内定者数などが発表されました。こちらは11月末日です。http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/01/h0113-1.html
就職希望者数など(万人)
学校の種類卒業予定者就職希望者就職(内定)者求人
大学55.540.731.5
前年(55.2)(39.6)(29.4)
短大9.98.04.0
前年(10.5)(8.3)(4.1)
高専1.00.50.5
前年(1.0)(0.6)(0.6)
専修学校28.927.016.1
前年(28.3)(26.1)(14.0)
高校19.514.226.6
前年(19.4)(13.1)(22.4)
95.766.3
前年(94.0)(61.2)
年末が近づき、内定も進んでいます。2ヶ月前に比べると内定者は、5.1万人増えています。 内定を前の年に比べると大学生が2.1万人、専修学校生が2.1万人、高校生が1.1万人増えています。就職希望者の内、未だ内定していない人は29.4万人で、前の年の32.0万人より2.6万人減っています。就職希望者が1.7万人増えている中での数字ですから、悪くない数字です。 高校だけは求人が分かるのですが、約2割の大幅な増加になっています。大学や短大なども同じでしょう。このように求人が増えると内定も早くなります。
内定率
学校の種類今年の内定率昨年との差
大学77.4%+3.1
短大(女子)50.0%+0.8
高専(男子)93.5%+6.5
専修学校59.7%+6.2
高校72.8%+5.1
大学、専修学校、高校は内定率がかなり上がっています。今年の卒業時点での、内定者は82.1万人でした。http://takamasa.at.webry.info/200505/article_14.htmlあと、15.8万人で昨年の水準に並びます。 最終的な就職は新卒側の妥協がありますから、そう増えないかもしれませんが、前回も書きましたが、早く決まると言うことは学生・生徒の希望が通っていということで、比較的いい就職口なのです。就職後の早期離職も減ると期待できます。 採用できなかった企業が、若者の採用に向かうことも期待できます。 若者が仕事に就けるといいと思います。来年の今頃の景気はよく分からないのですから。 学生・生徒が就職できるといいなと思う人はここをクリック ↓ 人気blogランキング 人気blogランキングでは「社会科学」の18位でした。クリックありがとうございました。