介護職員

今日(2006年1月5日)の日本経済新聞に面白い記事が載っていました。「人口減といきる 始まった未来に向け 下」という記事です。

曰く「看護師、介護士・・・。需要に対し絶対的に不足するマンパワー。日本人の力だけでは立ちゆかなくなる可能性が高い。(中略)高度な技術や経験を持った異国の人と、今よりずっと密接になっていく。そんな未来への備えがあるのだろうか。

 例えばアジアの国の看護師やホームヘルパーなどの受け入れが進まないのは制度がなかなか整わないから。」

介護職員の気持ち」で書いたように、介護職員として勤続6年程度の職員の年収は300万円程度です。そして不満の第一は給料等が低いことです。第二は有給休暇が取りにくいことです。

介護職員の賃金が低すぎて人手が足りないなら、市場原理に従って賃金を上げればいいではありませんか。別に絶対的に不足しているわけではありません。給料が低く、有給休暇が取りにくいから人が集まらないだけです。

普段は市場原理を称揚しているのに、なぜか、こういう福祉の分野の労働市場では市場メカニズムに順応して賃金を上げることを考えもしないのでしょうか?

福祉分野の労働者は清く、正しく、貧しく、休暇を取らずに働くべしという信念があるのでしょうか?

人気blogランキングでは「社会科学」の19位でした。クリックしていただいた方、本当にありがとうございました。今日も↓是非クリックをお願いします。

人気blogランキング