簡易生命表

平成16年の簡易生命表が発表されました。

男性はこちら↓。

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life04/m.html

女性はこちら↓。

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life04/f.html

この表が発表されると平均寿命に関心が集中しますが、それだけではもったいない。この表、なかなか情報豊富なのです。

例えばこんな使い方ができます。

男性の表の「生存数」を見てください。左から4列目です。

これは、「もし100,000人生まれたとしたらその年齢で何人生き残っていると予想されるか」という数字です。45歳なら96,856人が生き残ると言うことです。3,144人は死んでしまっていると言うことでもあります。

では、この生き残った人が65歳まで生き残る確率はどれぐらいか予想してみてください。

65歳の生存数は85,663人です。これを45歳の生存数で割ると、

88%

どうですか?予想は当たりましたか。

では、もう一問。45歳まで生き残った男性の半分に減ってしまうのは何歳か?

45歳の生存数96,856人の半分は48,427人。これに近いのは、82歳の生存数、48,537人です。

従って、答えは82歳です。

また、その隣、3列目にに「死亡率」があります。これは、その年齢の生存者が亡くなる率です。45歳なら0.232%です。1000人に2人少しです。これが65歳になると1.299%になります。77人に一人です。

では女性は。まず、45歳の生存数が98,259人。

65歳の生存数が93,039人。従って、45歳の女性が65歳まで生き残る確率は、95%。男性に比べてかなり高い割合です。

45歳の女性が半分に減ると、49,129人。それに近いのは88歳の生存数、51,464人か、89歳の生存数、47,189人。大体、88,89歳と考えておけばいいでしょう。男性よりも6,7年長いのです。

女性の「死亡率」は、45歳なら0.109%です。1,000人に1人少しです。65歳では、0.00546%です。になります。200人に1人です。

男性の45歳と同じぐらいの死亡率になるのは、女性では53歳です。

この表、自分の生活設計にかなり役立つように思います。お金のことだけではなく、今後の自分の生き方についても。

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