「これからの若者は仕事を見つけられるか?」 続報
「これからの若者は仕事を見つけられるか?その2」で今年の春の卒業者の2月1日の内定状況を紹介したのですが、高校生の3月末、大学生などの4月1日の状況が発表されました。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/05/h0513-2.html
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/05/h0513-1.html
内定者は、
大学 34.3万人(32.8) +1.5
短大 7.2万人( 7.4) +0.2
高専 0.6千人( 0.5) +0.1
専修学校 23.1万人(22.2) +0.9
高校 16.9万人(16.3) +0.6
以上合計すると 82.1万人(79.2) +2.9です。
( )は前の年の同じ時期の数字です。
この82.1万人というのは卒業するまでに、学校を出る予定の若者が勤める気になった仕事ですから、一応、これも、そこそこの勤め先といえるでしょう。
「これからの若者は仕事を見つけられるか?その1」でやった計算では、それなりの仕事を確保しなければならない数は、こうでした。
15歳から19歳は、101万人分必要。
10歳から14歳は、 91万人分必要。
5歳から9歳は、 89万人分必要。
0歳から4歳は、 86万人分必要。
まだ、今年の水準では未だ足りません。もう少し、景気が回復しないと学校を卒業しても、それなりの仕事に就けない若者が発生し続けるでしょう。ただ、後15年ぐらいすると、現在程度の求人+アルファで、若者が皆んな仕事を得られるようになります。(外国人を大量に入れたりしなければ、ですが。)
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