日本人男性が減り始めた。

「日本人は減り始めたのか。」で日本人は減り始めたのかと書きました。

２月２１日に、人口推計の１０月１日の確報がでました。

これによると過去最高まで後１万人に迫っています。

人口問題の基礎となる国勢調査が１０月１日に行われるので、人口の世界では、１０月１日の人口が重要視されています。マスコミの報道も活発でした。今回は、総人口の伸びが６万８千人、伸び率０．０５％になったことや、男性が減ったことなどが報道されていました。

すこしだけ、詳しく見てみました。総人口は、日本人人口と日本人以外の人口に分かれています。

そこで、日本人の動きと、日本人以外の動きに分けてみました。

総人口　男女計　１２７，６８７千人　６８千人増加　増加率０．０５％

　　　　　男　　　　　６２，２９５千人　　９千人減少　　減少率０．０１％

　　　　　女　　　　　６５，３９２千人　　７７千人増加　増加率０．１２％

日本人　男女計　１２６，１７６千人　３７千人増加　増加率０．０３％

　　　　　男　　　　　６１，５９７千人　　２３千人減少　減少率０．０４％

　　　　　女　　　　　６４，５７６千人　　５９千人増加　増加率０．０９％

日本人以外　男女計　１，５１１千人　３１千人増加　増加率２．０９％

　　　　　　　　男　　　　　６９８千人　　１４千人減少　増加率２．０５％

　　　　　　　　女　　　　　７９５千人　　１８千人増加　増加率２．２６％

日本人だけに限ると、男の減少率は大きく、女の増加率は小さくなります。

それにしても、増えた人口の半分近くが外国人だとは驚きました。

１年前の人口のデータはここから見ました。

これを見て思ったのですが、生まれたときには女１００人に対して１０５人もいる男が、戦争があったわけでもないのに５０歳ではほぼ同数、６０歳では９５人です。戦争の影響もあるでしょうが、８０歳では５６人です。男は短命です。

ついでですが、１５年の自殺者は３２千人、男が２３千人でした。

１５年１０月１日から１６年１０月１日までの自殺者も３２千人だとします。仮定の上に過程を積み重ねることになり、確かとは言えませんが、全員が日本人だとすると、自殺がなければ（こんなこともあり得ないのですが）、日本人の男の人口は、減らなかったことになります。残念です。