民間統計から、
消費財の販売の動きを見ておきたいと思います。関心は、消費税率引き上げの影響を抜け出せたかどうかです。
小売店の場合、店舗数が変化しますし、販売額にはそれが影響します。一昨年にあった店舗で、今年もあるものの売り上げを比較できるといいのですが、そういう統計はそろいません。そこで、一昨年にあった店舗で、昨年あったものの販売額の変化、昨年あった店舗で今年もあるものの変化を掛け合わせて一昨年から今年までの変化を見ます。かなりずれがあるのは仕方がありません。
消費税率引き上げの影響を抜け出せたかどうかも、明確な基準があるわけではありません。3%増えているかどうかぐらいです。ただし、百貨店とチェーンストアの売り上げには消費税を含みません。(2015年10月20日追記)
小売店の販売額の変化 前前年同月比(%)月 | 百貨店 | チェーンストア | コンビニ |
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4月 | 0.6 | 1.6 | 1.7 |
5月 | 1.8 | 3.4 | 0.8 |
こうしてみると、
消費財販売の回復はまだ、まだという感じです。なお、消費全体を見るならサービスも見なければなりませんし、自動車など耐久財の動きも見る必要があるでしょう。一つの参考です。
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