「男女の労働力率比率」その2

男女の労働力率比率」の続きで、80%台前半の国です。いろいろな国があって、これといった特徴は見出せません。 男女の労働力率の割合(%)
割合
オーストラリア84
ベルギー84
ハンガリー83
スペイン82
ポーランド81
スロバキア81
アイルランド80
さらに続きで70%台の国。ここに日本が入っています。 男女の労働力率の割合(%)
割合
ルクセンブルク79
チェコ78
ブラジル76
南アフリカ75
日本74
ギリシャ73
韓国72
70%未満の国。 男女の労働力率の割合(%)
割合
イタリア69
チリ66
インドネシア62
メキシコ56
トルコ40
インド36
ついでですが、日本の15歳以上の労働力人口の比率は、2003年には男74.1%、女48.3%でした。男性を100%とすると女性は65.2%でした。2013年には男は70.3%に落ち、女は48.9%に上がっています。比率は69.6%です。男性が下がったのは、ほとんどは65歳以上人口の増加によるものです。というのは15歳から64歳に限ると84.6%で変化がないからです。女性があまり上がらなかったのも同じ理由です。15歳から64歳では60.0%から65%まで上がっているからです。今後65歳以上人口が増加していくと男女とも労働力人口が比率が下がり、特に長寿者の多い女性では下がり方が激しいでしょう。この結果、ジェンダーギャップ指数は下がるのではないかと思われます。 男女の比率は15歳から64歳に限れば、2003年の70.9%から76.8%に上がっています。したがって、ジェンダーギャップ指数とは逆に男女の差はなくなっていくでしょう。 人気blogランキングでは「社会科学」の30位でした。今日も↓クリックをお願いします。 人気blogランキング