年金記録の統合

ねんきん特別便 その10」の続きです。 日本年金機構のHPで、2月12日現在の、宙に浮いていた年金番号の統合の状況が発表されています。 統合の状況
宙に浮いていた番号の数(万件)基礎年金番号に結び付けられた番号(万件)未だ宙に浮いている番号(万件)宙に浮いてる割合(%)
全体5,0951,3833,71273
うち厚生年金3,9661,1112,85572
うち国民年金1,12927285775
うち60歳未満2,2159991,21655
うち60歳以上2,8503542,49688
これまで、1,383万の番号が基礎年金番号に統合され、残りは3,712万件です。 60歳未満の方の番号が、2,215万件あったのが999万件減って、残りは1,216万件になりました。若い方のほうが、記憶が新しかったり、判断がつきやすかったり、行動力があったりするのでしょう。お年を召した方はなかなか大変です。 もっとも、「年金基礎番号導入の効果」で示したように、60歳以上の中の453万件は90歳以上の方の記録です。現に生きている方の数を相当上回っています。これを除いて試算してみると、2,397万件から85%の2,043万件に減っています。 受給者の方にもねんきん定期便を送るそうなので、さらに統合が進むでしょう。 何もしなくとも年金機構が統合してくれるわけではないので、統合の手続きをとった覚えのない古い年金手帳や資格者証を持っている方は、問い合わせてみてはどうでしょうか。 人気blogランキングでは「社会科学」の55位でした。↓ここをクリック、お願いします。 人気blogランキング