「
2月は原油値下がり」
で、「前年の2月に比べれば48.7%の値上がりですから、厳しい事態であることに変わりはありませんが、
円高もあり、どんどん値上がりするという状況ではありません。」と書きました。
2008年3月の貿易統計から「
原油及び粗油」の1リットル当たりの単価を計算してみると、2月より20銭値上がりしていました。ほぼ、横ばいといっていいと思います。ピークの1月に比べると80銭値下がりです。
4月25日の
日本経済新聞は、この動きを「輸入
原油が一段高」という見出しをつけて記事にしています。この程度の値上がりで「一段高」というのでしょうか?どうも違和感を持ちます。「高止まり」といった表現のほうがいいと思うのですが。
「原油及び粗油」の輸入価格(1リットルあたり円)月 | 価格(円) | 上昇率(%) |
---|
1月 | 45.3 | 10.0 |
2月 | 41.9 | -6.7 |
3月 | 42.5 | -5.8 |
4月 | 45.2 | -0.2 |
5月 | 49.4 | 3.9 |
6月 | 51.6 | 7.4 |
7月 | 53.7 | 8.8 |
8月 | 54.1 | 3.3 |
9月 | 51.5 | -2.8 |
10月 | 55.5 | 16.1 |
11月 | 58.1 | 30.6 |
12月 | 62.9 | 46.5 |
1月 | 63.3 | 39.6 |
>2月 | 62.3 | 48.7 |
3月 | 62.5 | 47.0 |
輸入量は、1.9%増加しています。
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