新しいソーシャル ヨーロッパ みんなの未来の10原則 その2

新しいソーシャル ヨーロッパ みんなの未来の10原則 その1」の続きです。

2 完全雇用-みんなの未来の基礎

完全雇用は不可能だという人がいる。

われわれ、ヨーロッパ社会党は、政治的な選択をした。完全雇用、質の高い雇用は実現できる。新たな資源を生み出すために貢献できる全員の潜在的な能力を活用してもっと人を受け入れやすい社会、繁栄した社会を作るには、これを実現するのがもっともいい道だ。近代的な福祉国家なしに完全雇用を実現することはできないし、完全雇用なしに福祉国家を維持することはできない。

人々の労働生活全体を支援し、安全にし活性化する政策をとって、労働市場をもっとダイナミックで人々を受け入れやすいものにしなければならない。労働市場から締め出されている人々が、すべてのものの権利と義務の枠組みの下で職場に入っていけるようなニューディールが必要だ。うまく設計された社会政策、教育政策、積極的労働政策が、このニューディールの基礎となる。若者には職場に入るもっといいチャンスを与えなければならない。これから数年の間に、年齢差別と消極性を積極的な加齢、人々に受け入れられる加齢に置き換えて、高年齢者に労働生活を送るものの一員となる機会を与えなければならない。不安定な労働と戦うために団結して努力しなければならない。

ヨーロッパが進むべき方向は明らかだ。EUは、新しい持続可能な技術に投資し、うまく活用することを基礎に、賢明で環境に優しい成長に向けて協調して、同時に努力して完全雇用の条件を整えなければならない。われわれはヨーロッパ社会党の成長・投資戦略を実現して、スタートを切らなければならない。ヨーロッパ経済通貨同盟は高い成長を目指す政策と仕事を生み出す政策を本当に調整することによって、バランスを取り直さなければならない。財政政策の競争-最低限度のフラットな税率のような-はソーシャルヨーロッパと矛盾してしまうかもしれない。

(2月24日 追記 翻訳を修正しました。)

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