日銀政策委員会のみなさま、交易条件を考えなくていいのでしょうか?
しばらく前に、交易利得、損失、交易条件について「もう少しがんばりましょう、日経新聞」というちょっぴり嫌みなエントリーを書きました。(嫌みについては反省しています。)
さて、日銀が7月13,14日に開かれた政策委員会の議事要旨(http://www.boj.or.jp/type/release/teiki/giji/g060714.pdf)を公表しました。ゼロ金利政策を解除した会合です。
物価の番人、日銀としては、当然物価に関心があるでしょうし、輸入物価はかなり関心が持たれているだろうと思っていました。
それに輸入物価、輸出物価は日銀が作っています。当然交易条件の話もでているだろうと思っていたのですが、そうでもないようです。
要旨ですから、本当は議論があったのかもしれませんが、少なくとも議事要旨に載せるほどの重要性は認められていないようです。
これは国内総生産(GDP)と国民総所得(GNI)の間に生じたギャップ、消費、企業収益への負の影響をを見逃していたか、重視していなかったことを示しています。
正しい判断だったでしょうか?
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