「
個人企業経営状況調査 その2」の続きです。
一般的に言えば、中小企業ほど
金利上昇に弱いでしょう。では個人企業はどうでしょうか?
金利が1%上がると利益がどれぐらい減るのか、調べてみようと思いましたが、限界があります。まず、利益が営業利益しかありません。経常利益、当期利益があるといいのですが、これはなかなか調べにくいと言うことでしょう。
負債の方は、流動負債と長期借入金があります。
以下は、ある範囲での資産です。
流動資産は無視し、流動負債と長期借入金を足したもの(表では「負債」としています。)に
金利がかかるとし、
金利1%上昇が営業利益の何%になるか(表では「比率」としています。)を計算してみました。
営業利益と金利産業 | 営業利益 | 負債 | 比率 | 製造業 | 289万円 | 339万円 | 1.2% |
卸売・小売業 | 241万円 | 405万円 | 1.7% |
飲食店・宿泊業 | 166万円 | 293万円 | 1.8% |
サービス業 | 214万円 | 164万円 | 0.8% |
意外に、小さな割合です。もっとも、経常利益や当期利益は営業利益よりかなり地裁であろうことを考慮する必要があります。
負債に額が、500万円にも満たないところを見ると、そもそも個人企業の場合には、あまり借り入れができないのかもしれません。
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