販売側からみた消費 昨年との比較7月 外食

フードサービス協会の外食売り上げが発表されました。土、日が1日づつ増えたことがファストフード、ファミリーレストランなどの外食産業には有利に働いているようです。居酒屋にはマイナスに働いているのかもしれません。 「販売側からみた消費 昨年との比較7月 チェーンストア、コンビニ」とは違って、好調です。「毎月勤労統計で見る労働経済の動き(2016年6月)」で書いたように、6月にボーナスが大幅に増えています。それで、ファストフード店に行く回数を増やしたり、ちょっといいものを食べたり、トッピングを増やしたり、家族でファミレスへ食べに行ったり、ちょっと張り込んでディナーレストランで食事をしたりしているのかもしれません。そうであれば、賃金収入の増加が消費に結びついたことになるのですが。 外食店の販売額の変化 前年同月比(%)
全体ファストフードファミリーレストラン
4月3.06.30.8
5月0.64.6△2.0
6月2.04.80.4
7月5.99.83.8
8月
9月
10月
11月
12月
外食店の販売額の変化(続) 前年同月比(%)
パブレストラン・居酒屋ディナーレストラン喫茶
4月△8.76.9△0.1
5月△12.70.5△0.8
6月△9.42.81.1
7月△4.37.01.5
8月
9月
10月
11月
12月
チェーンストアは、プラスに転じましたが、0.2%とわずかな増加です。コンビニは2か月連続のプラスとなりましたが、0.3%と6月より伸び率が減りました。「販売側からみた消費 昨年との比較7月 百貨店」で書いたように、土曜日、日曜日が1日づつ増え、平日は減っています。これを考えると、百貨店も含め、おおむね横ばいと考えていいでしょう。悪化はしていません。 小売店の販売額の変化 前年同月比(%)
百貨店チェーンストアコンビニ
4月△3.8△0.70.9
5月△5.1△1.3△0.3
6月△3.5△0.50.8
7月△0.1(0.6)0.20.3
8月
9月
10月
11月
12月
耐久消費財の典型的なものである四輪乗用車は、普通車が売れ、小型車、軽が売れていないという状況です。全体としての売上高は増えているでしょう。ただ、6月まで見られた大幅な増減率の格差はなくなりました。 四輪乗用車の販売台数の変化 前年同月比(%)
普通車小型車軽四輪
4月15.22.1△9.1
5月16.7△1.8△23.4
6月15.7△7.9△19.4
7月3.5△4.5△6.3
8月
9月
10月
11月
12月
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