「基軸通貨国によるゼロ金利強制」について

基軸通貨国によるゼロ金利強制」というエントリーを4年前に書きました。 このエントリーではカバーなし金利平価説に基づいて基軸通貨国がゼロ金利政策をとると、非基軸通貨国は基軸通貨に対する為替レートの上昇を甘受するか、自国もゼロ金利政策をとるかどちらかを選ばなければならないというのがその骨子でした。 現在、アメリカに加えて日本も大幅な金融緩和を実施しています。 昨日(2013年5月21日)の日経新聞に次のような記事が載っていました。 高成長を続けるアジアなどの新興国で利下げ圧力が強まってきた。日米欧の大幅な金融緩和に伴い、あふれたマネーが新興国流入。通貨高で輸出の伸びが鈍っているためだ。利下げで世界的な緩和の流れに対応する国が増えており、景気回復が鮮明な米国や日本に投資マネーが再び向かう可能性もある。 やはり、主要国の低金利は、製品輸出に頼る発展途上国に低金利を強要するようです。 人気blogランキングでは「社会科学」の18位でした。 今日も↓クリックをお願いします。 人気blogランキング