経済学は難しい

ラスカルさんのブログ(http://d.hatena.ne.jp/kuma_asset/20060724/1153750286)を、読んで、同情に堪えません。専門家は大変です。

幸いなことに、私は周囲の人間に経済学に通じているとは思われておらず、経済学批判を聞かされるは、まずありません。ただ、たまに、経済情勢の解説を求められることがありました。そういうとき、ある程度理論的な枠組みに基づいてご説明します。

そこで、分かったのですが、まあ、かなり学歴の高い方でも、経営に携わっている方でも、それほど経済学の知識があるわけではないし、経済学部を出ている方でも必ずしも理論を得意とされているわけでもありません。

ケインズの理論やシカゴ派的新古典派経済学を理解していらっしゃる方であれば、立派なものです。

それが分かって、極力、理論的な色彩を出さずに説明をするようにしていました。

私も理論に強いわけではない、というより経済学が分かっているという気が自分ではなかなかしません。まあ、この点他人の評価と一致しているわけです。

しかし、実は、経済学は生活に密着している割に難しい学問なのではないでしょうか?

経済政策の影響を自分が受ける、不況の影響を受けることは理解できるのです。しかし、政策や不況の背景に関する経済学の理論はわかりにくい。しかも、政策はなかなかいい効果を発揮しないし、景気が拡大しても、自分の生活は良くならない。

役に立つ学問であるべきなのに役に立たない、訳が分からない。そこで、いらいらして、学者に絡むのではないでしょうか?皆さん、いかがでしょう?

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