「クールビズ」の大阪
シーラカンスさんの「案外成功したりして「クールビズ」」で大阪の暑さが話題になっています。
平成１４年のデータ(http://www.stat.go.jp/data/chouki/zuhyou/01-15.xls))で大阪と東京、中間の名古屋、そして北の代表、札幌、南の代表、那覇を比べてみました。
念のためですが、「北」、「南」と言うのは日本列島の北、南です。大阪の、「キタ」、「ミナミ」ではありません。
続きは少し下の方にあります。
１ ８月の平均気温
一位 大阪 ２９度
二位 那覇 ２８．７度
三位 名古屋 ２８．５度
四位 東京 ２８度
五位 札幌 ２０．１度
「なは」と「なには（難波）」。どことなく似ていますね。暑いところも似ているようです。でも、大阪は那覇より暑いのです。
大阪湾の水が綺麗なら、シーラカンスさん、何も沖縄まで泳ぎに行く必要はありません。
２ 真夏日の日数
一位 那覇 ８９日
二位 大阪 ８６日
三位 名古屋 ７６日
四位 東京 ５９日
五位 札幌 ２日
夏、長屋で三吉を後援者が取り囲んでいる。
三吉「明日は東京に出ていくからは、何が何でも勝たねばならぬ。」
後援者たち口々に「その意気！」「名人！」「東京に負けるはずがあらへんわ。」
後援者たちが帰る。
三吉、小春に向かって、「負けたら、すぐこの暑い大阪に帰って来なあかん。負けるわけにはいかへん。」
小春「！」
チョーーーン（拍子木の音）
３ 熱帯夜の日数
一位 那覇 １００日
二位 大阪 ４８日
三位 名古屋、東京 ３３日
五位 札幌 なし
七月の十三夜。大阪の老舗料亭「藤よ志」の裏手。さらしに巻いた包丁を持った若い板前が、潜り戸から出て立ち去ろうとする。それを追うように出てくるこいさん。
こいさん「あんた、どこ行くん？」
板前「こいさん、旅に出てきます。これも板場の修行だす。でも修行が済めば、帰ってきますよって、まっとってください。」
こいさん「どこ行かはんの。いつ帰ってくんの。」
板前「・・・・・・・・・・・・・・・札幌です。・・・・・・・・・・・秋になって涼しゅうなったら帰ってきまっさけ。」
こいさん「！」
チョーーーン（拍子木の音）
４ ８月の最低気温
一位 那覇 ２６．７度
二位 大阪 ２５．８度
三位 東京 ２４．８度
四位 名古屋 ２４．５度
五位 札幌 １７．４度
師走の大阪。破れ長屋で。
隣のおかみさんが小春に「ごせいがでますな。三吉はん、暮れというのに手伝いもせんと。暮れといううのに、なんであの手、この手と思案てはるんやろ。」
小春、いじらしく笑顔を作って、「夏は暑うて、思案なんかできしまへんさかいに。」
隣のおかみさん「！」
チョーーーン（拍子木の音）
なお、年によって気候は変わります。
平成１４年に大阪が暑かったからといって、今年、平成１７年も暑くなるとは限りません。
もっと暑くなる可能性もありますが。
大阪弁には自信がありません。間違っていたらご勘弁下さい。
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